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執筆者の写真ス・モンク カフェ

Johnny Griffin:「小さな巨人」が魅せる迫力満点のテナーサックス“A Blowing Session”




 きょう4月24日は、「リトル・ジャイアント」と呼ばれ親しまれたサックス奏者、Johnny Griffinの誕生日です。彼は小柄な身体からは想像もつかないほどの力強い音色で、当時のジャズシーンにその名を轟かせました。

 

 1928年4月24日にイリノイ州シカゴで生まれ、Lionel Hamptonの楽団での活動を皮切りに、Thelonious Monk、Art Blakey、Wes Montgomeryなど、数々の巨匠と共演しました。1957年にはJohn ColtraneやHank Mobleyと共にブルーノートから“A Blowing Session”をリリースし、その演奏は後世に伝説として語り継がれることになります。彼はテナーサックスの英雄たちとの歴史的なセッションで、超絶技巧と神速フレーズの連続で華々しくその存在感を示しました。


 Griffinは典型的なハードバップ時代のスターであり、その演奏スタイルは「でかく太い」と称されるほどの迫力を持っています。彼はふだんからオットーリンクのスーパートーンマスターのマウスピースを愛用し、そこから放たれるパワフルかつスピーディなブロウは彼のプレイに独自の魅力を与えました。


 また彼は大の親日家でもあり度々日本を訪れており、そんなときは日本の熱烈なファンから、彼を見かけたとか、彼と話をしたという噂が度々耳にされていました。2008年7月25日、パリの自宅で80歳で亡くなりましたが、彼の音楽は今なお多くの人々の心に響き続けています。

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