今日は、Booker Littleの唯一のワンホーン作品、Time盤「Booker Little」にスポットを。このアルバムは、彼のトランペットの輝かしい演奏が存分に楽しめる、1960年のきょう、4月13日に録音された名盤です。
このアルバムの中でも特に注目すべきトラックは「Minor Sweet」。しょっぱなのルパートによるソロからブッカー節が全開で、彼の力強さと持続力に加え、脇を固めるトミー・フラナガン、スコット・ラファロ、ロイ・ヘインズによる鉄壁のリズムセクションが、聴く者を引き付けます。特にLittleのソロは圧巻で、独特のフレーズやリズムの変化が楽しめます。
このアルバムは、ブッカー・リトルの音楽的な才能を存分に示す作品です。彼の演奏はハードバップの伝統を踏襲しつつ、新しい音楽的な方向性を模索しています。
Time盤「Booker Little」は、彼のわずか3年という短いキャリアの中でも際立った作品の一つであり、ジャズ愛好家にとってはたまらない一枚です。
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