きょう4月8日は、日本のジャズ界において著名なクラリネット奏者である北村英治さんの誕生日です。彼はジャズのレジェンドとして数十年にわたり活躍し、今も現役で演奏を続けており、その才能と情熱で多くのファンを魅了し続けています。
北村英治さんは、1929年4月8日、東京都渋谷区の松濤で、音楽好きの父と気丈夫な母の9人兄弟の末っ子として生まれました。父はNHKの前身の東京放送局の技師長であり、音楽愛好家でした。家にはレコードがたくさんあり、その中にはベニー・グッドマンのジャズレコードも含まれていました。
音楽への情熱は家族から受け継がれ、幼少期から音楽に親しんで育ちました。しかし、1945年の空襲で家もレコードもすべて失ってしまいました。それでも、母の言葉に励まされ、音楽への情熱を捨てることなく、ジャズの世界へと進んでいきました。
彼のジャズキャリアは美空ひばりとの出会いや、大橋巨泉の助けによってさらに輝きを増しました。大学を中退しジャズの道を選んだ彼には、多くの挑戦と困難が待ち受けていましたが、努力と才能が彼を成功へと導いていきました。そして、彼は日本人として初めて、世界最大級のジャズ・フェスティバルであるモンタレー・ジャズ・フェスティバルに出演し、その後も19回もの出演を果たしました。その頃から、彼の名声は国内外で高まり、ジャズ界での地位を不動のものとしました。
2012年には心筋梗塞を患いましたが、幸運にも手術を受けて一命を取り留めました。今もなお現役で活躍し、ジャズの舞台でその腕前を披露しています。
Комментарии